某大手企業4人の脱社畜計画

某大手企業社員4人が脱社畜計画を企てた~5年後ゲストハウス運営を目指して~

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部下飲みの勧め(上司の恰好な情報収集と説得の場

まず初めに

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みなさん、忘年会、新年会が終わり、一息ついた頃でしょうか?若いころから思っていたのですが、この無用な忘年会、新年会という悪しき企業慣習がなくならないかなと社畜は思ってる次第です。管理職以上になろうものなら、いったい、何回やるねんと思ってしまいます。(ボーナス小遣いでは足らんやろ)


 ○○部(大組織)、○○部門(所属組織)、○○担当(自統括グループ)、○○会議体、関連部、自担当が統括している下部組織、その中の担当、もうええねん。忘年会だけで10回以上に参加しているやないかい。来年はこの忘年会を断捨離します。(参加は2個まで)


 さて、今回は普段から仕事終わりに部下を誘って一杯、部下に誘われ一杯等々、何かと部下や仕事に関係するメンバとの飲み会というコミュニケーションの場に出没する機会があるかと思います。そのとき、上司は何を考え何を期待し臨んでいるのかについて、いくつかご紹介させて頂こうと思います

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1.飲み会の原則は「飲んでも呑まれるな」~導入

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お酒が好きで堪らない人は時に酒に呑まれ、泥酔することがありますね。普段のストレスがそうさせているのかもしれません。ですが、上司が泥酔していると始末が悪いと皆さんは思うかもしれません。しかし、私は大事な機会損失を起こしており、酒に呑まれる上司はアホーを通り越して、管理職としての資質がないと思っています。それはなぜか?

2.とおり一辺倒な部下との飲み会(普通の人)

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上司は部下との飲み会を情報収集の場と捉えています。担当規模が5~6名程度であれば、接しやすい環境さえ作れば、仕事を進める上での課題や障壁、何に困っているか、不満、将来どうなりたいか(部下自身が考えるキャリアパス)等、ある程度は入ってくると思います。


 ですが、10名規模を超えてくると、なかなか全員と密接な情報交換は難しいです。ひいては、数十名を超える組織の運営を行う際にはどうしてもキーマンとの意思疎通がメインとなり、キーマンから上がってくる情報はフィルターが必ずかかります。そう思った方が良いです。(言い方を和らげて伝える等、不満、問題のトーンを少し和らげたりします。リーマン社会はそういうものです)


 このため、上司は部下との飲ミニケーションに積極的に参加し、問題の本質を見極めていく必要があるのです。不平、不満を唱えている人は何が障壁なのか把握し、進める上で困っていることは何なのか、聞き出して、次の日にその対策を考える。時に、今やろうとしていることが将来どんなインパクトを与えるのかを部下に伝え、一緒にやっていこうと説得するとかです。


 これって、どこの本にも書いてるじゃん。あたり前のことを書くなよと思いますよね。そうです。ここからがいい意味でやばい上司の飲み会の参加態度です。

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3.いい意味でやばい上司の飲み会参加態度(部下からみれば、危険かも)

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私が直部下40名を超える組織にいた時の話をします。まず、担当飲み会を開催するように総括に伝えますが、必ず、参加者名簿を途中、最終と把握します。途中経過を見るのは周りの様子を伺っている人、すぐ、参加表明をしてくれる人を見ています。また、不参加の人の予定を確認し、いつも来ているのに今回来ないのはなぜ?とか把握します。


 これは誰が味方で誰が敵なのか、はっきり見極めるためです。少し、強い表現になってしまっていますが、結局は何かを進めるときの反対勢力、すぐなびくやつ等の色分けをするためです。


 とはいえ、自腹を切って飲み会に来てくれるのですから、参加者は基本的には自分への支援者、賛同者という考えです。そして、賛同者/支援者を把握し、そのメンバとだけ、個別に飲みに行きます。当該メンバは支援者ですので、誰が何を言っている、最近、こういう話が聞こえてきて、危ないとか、仕事中、実はこいつ、こんなことしている、他担当の誰々がこういうことをしていた。とか、情報のるつぼです。

 

他担当社員の問題は評価者会議のキラーカードに使いますので、自分が決めた評価に茶々を入れてくる人を無力化し、その担当の評価枠も奪ってしまいます。本音、悪評、自担当メンバ一人ひとりの悪評、良評、危険情報等々、壺の中の小判を一つづつ、どう調理するか、イロイロ、エロエロ考えます。

 

一方で、普段、社員が聞けない人事のことや、評価の話、会社の変化に合わせた社員個々の生き抜き方とかを本音で話しながら、信奉度合を高めていくのです。ある意味、洗脳でしょうか?そして、信奉者の輪を広げ、敵対勢力の弱体化、無力化させていくので、飲み会とは時間軸のあるオセロゲームと思っています。

4.飲み会の原則は「飲んでも呑まれるな」~〆

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「上司は飲んでも呑まれるな。」は「誰が自分の信奉者か見極めろに通ずると考えています。私はお酒が得意な方ではありません。ですが、部下と飲むときに理性を欠く、呑まれてしまったことはないです。たとえ、酔っているふりをしていても、全部、その時の会話を覚えています。一方で、飲み会終了後、部下と別れ、電車に乗ると猛烈に吐きに行きたくなります。

 

各駅停車の電車ですと、駅に到着するたびに吐きに行こうと思っています。時に耐え切れず、トイレに駆け込みます。でも、飲ミニケーションはリーマンである限り、続けます。情報のるつぼを確実につかむために。でも不要な忘年会、新年会は単なる浪費ですので、断捨離します。情報のツボが開けれない飲み会は断捨離です。
 

おわかり頂けたでしょうか?「呑まれる上司はアホーを通り越して、管理職としての資質がない」という意味が。。。

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